Spencer Tracy

スペンサー・トレイシーの代表作

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[プロフィール]

スペンサー・トレイシー Spencer Tracy
1900年4月5日、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。1967年6月10日没。
父親が自動車会社の重役を勤める裕福な家庭に生まれる。17歳で学校を中退し、年齢を偽って海軍に入隊。第一次世界大戦終結後、各地の学校を転々とし、学生演劇に参加。アメリカン演劇アカデミーで演技を学び、1929年にニューヨークで製作された3本の短編映画に出演。ジョン・フォード監督に認められ、20世紀フォックス社と契約。フォード監督作『河上の別荘』(1930年)の主役に抜擢される。フォックス社は大酒のみで気性の激しいトレイシーを、ギャング役などのタフガイ役者として使っていたが、撮影中にトラブルが多いことを理由に解雇。
1935年、アーヴィング・Ｇ・タルバーグの強い要望で、ＭＧＭ社に移籍。フリッツ・ラング監督作『激怒』（1936年）や、アカデミー主演男優賞に初ノミネートされた『桑港(サンフランシスコ)』（1936年）などの出演で注目されるようになり、1937年の『我は海の子』で初のアカデミー主演男優賞を獲得。翌年の『少年の町』でも再びアカデミー主演男優賞を受賞。２年連続受賞の快挙を成し遂げた（２年連続主演男優賞受賞は、1993〜94年のトム・ハンクスとトレイシーの二人だけ）。
1942年の『女性No.1』で共演したキャサリン・ヘプバーンとのコンビが好評で、二人は『火の女』、『愛はなく』、『大草原』、『愛の立候補宣言』、『アダム氏とマダム』、『パットとマイク』、『ディスク・セット』、『招かれざる客』と、生涯9本の映画で共演している。50年代は話題作・異色作に連続して出演し、1950年の『花嫁の父』、1955年の『日本人の勲章』、1958年の『老人と海』、1960年の『風の遺産』、1961年の『ニュールンベルグ裁判』でアカデミー主演男優賞にノミネート。
スタンリー・クレイマー監督のコメディ超大作『おかしなおかしなおかしな世界』（1963年）に出演したあと、体調を崩し長い闘病生活をおくっていたが、1967年の『招かれざる客』の撮影終了後、心臓発作で死去。遺作『招かれざる客』は名コンビだったキャサリン・ヘプバーンとの9回目の共演作であり、9度目のアカデミー賞候補作でもある。

[代表作]

『春なき二万年』(1933)、『力と栄光』(1933)、『青空天国』(1933)、『舗道の殺人』(1935)、『激怒』(1936)、『桑港（サンフランシスコ）』(1936)、『結婚クーデター』(1936)、『戦友』(1937)、『我は海の子』(1937)、『テスト・パイロット』(1938)、『少年の町』(1938)、『スタンレー探検記』(1939)、『人間エヂソン』(1940)、『北西への道』(1940)、『ブーム・タウン』(1940)、『ジキル博士とハイド氏』(1941)、『感激の町』(1941)、『火の女』(1942)、『女性Ｎｏ.１』(1942)、『東京上空三十秒』(1945)、『大草原』(1947)、『アダム氏とマダム』(1949)、『花嫁の父』(1950)、『可愛い配当』(1951)、『折れた槍』(1954)、『山』(1955)、『日本人の勲章』(1955)、『老人と海』(1958)、『最後の歓呼』(1958)、『風の遺産』(1960)、『四時の悪魔』(1961)、『ニュールンベルグ裁判』(1961)、『おかしなおかしなおかしな世界』(1963)、『招かれざる客』(1967)

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